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野球に関する質問に、田口選手がお答えします。

1. 送球恐怖症をなおすには
現在、近くの高校にコーチとして指導にいっております。主力の外野手が突然、ボールを思ったような方向に投げられなくなってしまいました。解決策をみつけようとしたところ、インターネットで送球恐怖症という症状を知りました。 しかし解決策が見つからず困惑しています。何かよい方法はありますか? (野球オヤジ 55歳 高校野球コーチ)

野球オヤジさん、こんにちは。送球恐怖、これは精神的なものによる、身体の硬直(イップス)です。それによって投げられなくなるんでしょうね。そういう選手というのは、投げる瞬間に、というより、すでにボールを持った時に、頭の中で「どうしよう・・・」となっています。これを、周りの人が指摘すると、余計にひどくなります。

僕の場合は、入団一年目にイップスになり、新聞に書きたてられたことで、余計にひどくなりました。そのせいで悩み、突発性難聴にもなり、もう野球をしたくないと思った時期がありました。結局最後は、ウインターリーグで出会ったアメリカ人コーチの、「なんだ、投げられるじゃないか」という「たいしたことないじゃん」という雰囲気と言葉で、深刻さが取れ、気持ちが楽になりました。

僕の場合は内野手でしたが、外野手でもピッチャーでも、イップスにかかる選手は、たいていの場合、「あそこに投げなくてはいけない」「きっちり投げなくてはいけない」「ストライクを取らなくてはいけない」という義務感と責任感が強すぎる場合が多いようです。おそらく、思いっきり遠投させたり、どこでもいいから「あのへんに投げろ」(ただし、遠い距離で)など、最初はピンポイントの目標以外のものに向かって練習させてはどうでしょうか。あと、こういうタイプの選手には、考える暇を与えてはいけません。捕ったらすぐ投げるとか、横から遊びで投げるとか、そういう練習も効果的と思います。練習法でほかに効果的と思われるのは、ホームに向かってノーバンで投げろ、というもの。ただし、ストライクじゃなくていいのです。あくまでも「あのへん」という、大まかさ、大らかさが必要。

あとは、少しずつ治ってきたら、低い球を投げるよう、心がけること。ただし、目標は常に「遠く」。たとえばセンターなら、セカンドに投げるとき、自分の中では、セカンドベースマンの身長の高さで、ホームまで投げる気持ちでやってみる。そうすれば、絶対誰かが捕ってくれます。できないからといって、「もう一回!」とか、「ああでもないこうでもない」とか、より複雑にはしないでください。寝転んで、ボールを自分の真上に投げて遊ぶ。手首が柔らかくなります。現在阪神の佐藤義則コーチから教わった練習法です。

コーチとしては、あまりに深刻にならないことを気をつけてはいかがでしょうか? 言われれば言われるほど、まわりが深刻になればなるほど、選手がだめになっていきます。僕が「そのうち必ず治るから、今は気にするなよ、思いっきり投げとけよ」と言っていたとお伝えください。僕も治りましたから。

 

2. バッティングフォームをかためるには
バッティングフォームが決まらず悩んでいます。(右ー両)できれば現役の選手で参考になる選手がいればおしえてください。お願いします。(ジュン太郎 14歳 中学で野球部)

ジュン太郎さんこんにちは。ジュン太郎さんの身長や体重、選手としてのタイプがわからないので、ちょっと答えにくいんですが・・・自分の好きな選手をまねするのが一番いいと思いますよ。野球は最初、人まねから始まると思うんです。

よく「理想のフォーム」などと言われる、野球の技術書に載っているようなフォームがありますが、あくまでも僕の意見としては、その人に合っているものが、その人にとっての理想のフォームだと思うんです。それがたとえ、他人から見て 「なんじゃありゃ」というフォームでも、自分が快適で、力を入れやすく、バットを振りやすければ、それでいいのです。むしろ、「これが理想」という型にはめられて、自分らしさを失うほうが怖いです。

まだ14歳。僕はジュン太郎さんより20年長く野球をやっていますが、3年前と今のバッティングフォームは、まったく違います。バッティングフォームは、「固めるもの」ではなく、日々変化していくものです。

楽しく、快適に振れる形を、自分で工夫してみてください。憧れの選手(たとえあなたとタイプの違う選手であっても)のまねをして、やりづらい部分を変えて、自分なりにアレンジしてみてください。きっと自分らしい、オリジナルのフォー
ムができると思いますよ。

 

3. バッティング・体重移動
バッティングのことで質問です。ボールを打つ時に後ろ足(右バッターの右足)に体重を残すことを意識してスイングしています。それについて友人から「体重移動が無いから良くない」と言われています。実際そうなのですか? 

また右バッターでいう左足がタイミングをとるとき(僕は少し足を上げてピッチャーとのタイミングをとっています)、足の裏がピッチャー方向に向いて、その足の膝が内側(ピッチャーと逆側)におれます。これはよくないのでしょうか?

それからバッティングセンターでマシン相手だといい打球が飛ぶのですが、試合では全部つまってしまいます。またマシン相手だとレフトへの打球が多いのですが、試合ではセンターからライトばかりです、タイミングのとり方がおかしいのでしょうか。(やすし 26歳 草野球チーム所属)

やすしさん、こんにちわ。質問が3つに分かれているので、ひとつずつ参りましょう。

まず、最初の「右足に体重を残すか、体重移動が必要か」について。これ、難しい質問です。実は僕には体重移動という感覚がありません。でも、かなり右足には体重をかけています。

体重がどこにあるか、というより、「球をどこまで引っ張ってくるか」が問題だと思うんです。もちろん、バッティングは、下半身で打つのが基本ですが、体重がどこにかかっているか、移動しているか、というのは、僕は考えたことがありません。むしろ、「どうやったらボールを長く見ていられるか」「どうやったらボールをひきつけられるか」が課題です。「引っ張るところまで引っ張ったら、右のひざから始動する」という感覚。おわかりいただけるでしょうか?

その結果、タイミングが早ければ右足をずらして若干左足に体重がかかることもあります。とにかく、重心をずらさない(体重がどこに乗っていても)ことを心がけています。上下のバランスが崩れないことのほうが、体重の乗っている場所より大事ではないでしょうか?別に体重移動をわざわざ意識してしなくても、力強い打球が飛べば、問題ない気がします。

2つめの質問、「タイミングを取るときの左足の向き」ですが、関係ありません。大丈夫。人それぞれ、タイミングの取り方は違います。身体のつくりも違います。

3つめ。「タイミングの取り方がおかしいのでしょうか」について。はい。そのとおりです。マシンだとボールが出てくるのが見えているので、「アームが動いてる・・・来る来る来る来る・・・来たあ〜!」というタイミングで打っているはずです。でも、生きた人間のピッチャーだと、ボールを離した瞬間に初めて、「あ、来たっ!」と思うはず。その時点で遅れています。

ピッチャー(人間)を打つときは、相手のタイミングにあわせて、こちらも準備が必要です。ピッチャーが投げるときに、ピッチャーが踏み込む瞬間に、バッターも踏み込んでいく、それくらいのタイミングが必要です。あとはピッチャーの投げ方にもよりますので、それは自分の研究しだいですが・・・。タイミングが遅れると、ボールは打てません。タイミングが早いぶんには、待てば打てます。まだ可能性があります。

 

4. バッティング・スタンス幅
打つときに、僕はスタンスを狭くする(腰が回りやすいので)のを心がけているのですが、学校の先生にはスタンスを広くしろといわれます。スタンスを広くするのと狭くするのは、どちらがミートしやすくボールにパワーが伝わりますか??

あと、僕は試合でレフトかサードにしか飛びません。センター返しをするにはグリップエンドからだすのがイイというのでそれを意識すると、全然打球が飛びません。センター返しをするにはどうすれば良いんですか? (アキラ 14歳 中学2年野球部セカンド)

アキラさんこんにちは。まずはスタンスの狭さ、広さですが、どっちでもいいです。要は「目の位置」がぶれなければ、それが一番です。だからといって「田口が狭くてもいいと言っている!」などと、先生に食ってかからないようにしてください。先生は、きっと良かれと思って言ってくれているのです。私は嫌われたくありません。

もうひとつ。「グリップエンドから出すと、飛ばない」について。確かにそうですね。グリップエンドから出そうと意識し始めると、そればかり考えて、ヘッドが返ってこなくなります。それならばむしろ、今のままのスイングで、ボールの内側(自分の身体寄り)のところを打つように心がけてみてはどうでしょうか?そうすれば勝手にセンターに飛んでいくと思います。きっとアウトコースはライトに行くし、真ん中はセンターに行くし、引っ張ることもできるでしょう。

 

5. 外野守備・フライが捕れない
外野をやっているのですが、ボールがなかなかとれません。特にフライが。この前の試合は4回くらい飛んできたのですが2回はあたまをこえていき、残り2回はぜんぜん違う方向に飛んでいきました。(自分の動いたほうと)足は遅くないのですが野球を中学3年からはじめたので他の人と比べると全然とれません。どうしたらとれるようになりますか? (サトウ 14歳 高校1年生)

サトウくんこんにちは。遅くに野球を始めたって、きっと努力は実を結ぶでしょう。がんばれよ!

さて、まずは目測が難しいようですね。どこに球が飛んでいくかという見当をつけるのは、ある度時間がかかります。どういう風に飛ぶか、どこまで飛ぶか、どんな風に曲がるかなどは、僕らプロでも「ええっ!?」ということが起こるものです。だから、まずはそれを見分ける練習をしてみてはどうでしょうか? 

たとえば、外野に行って、ボールを捕らなくてもいいので、じっと他の人が打っているのを見てみる。「こんな打球はここまで飛ぶ」「あんなフライは意外と伸びない」など、打球の質を見分ける練習は効果的と思います。そうすれば、実際フライを捕るときも、「きっとこのへんに飛ぶ」という予測が、以前よりつきやすいと思いますよ。

いきなり生きたフライを捕るのではなく、最初は近い距離で誰かに投げてもらって、それを捕る、そんな練習も必要と思います。地味ですが、大切な基本練習です。


6. バッティング・バットの根本に当たる
いつも、素振りなどでコンパクトにふることを、意識してるんですが、どうしてもバットの根本に当たってしまいます。どうすればコンパクトな、はやいスイングで、ボールを真芯でとらえることが出来ますか? (軟式野球をやっている中学生)

こんにちは。根元に当たる、というのと、コンパクトに振る、というのは、まったく別の問題のように思います。根元に当たるのは、単に、タイミングが遅いからではないでしょうか?

ボールを真っ芯で捕らえる方法は・・・数を打って、自分で感覚をつかむのみ。「こうしたら真っ芯で打てるよ」という理論はないです。練習しかない!(僕らもいまだにそうです。)


野球に関する素朴な質問疑問に、田口選手がお答えします。技術的なこと、選手の心理、練習内容、また生活面での疑問など何でも構いません。硬軟織り交ぜて質問をお待ちしています。

宛先はこちら lesson@taguchiso.com 以下の内容をご記入の上、お送りください。

●お名前
●ハンドル名
●メールアドレス
●年齢
●性別
●ご住所(都道府県と市町村名)
●現在どのような形で野球と関わっているか(「少年野球チームで内野手」、「中学校の部活動で監督」など)
●質問内容

どの質問を、どのタイミングで採用するかは、当方にて決定させていただきます。また質問に対して個別には回答できませんのでご了承ください。

 

 
   

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写真協力 St. Louis Cardinals / Scott Rovak / 報知新聞社 越川亘 企画・制作 Tentando Superabis, Inc.(TSI)

 
 
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